リッチモンド国際交流事業R5/2023/対面式


令和5年(2023年)6月24日(土)リッチモンド小学校との国際交流事業 【対面式】

 

 5月12日(金)多くの希望者の中からホストファミリーが決定し、同日ご家庭で一緒に過ごすリッチモンド小学校の児童の写真が入ったファイルをお渡ししました。対面式の日まで約1か月間、ホストファミリーのみなさんは彼らに会える日を心待ちに準備されてきました。

 6月 24 日(土)いよいよ待ちに待った対面です!

 リッチモンド小学校の児童が入場。「一緒に過ごす子はどんな子だろう。」ホストファミリーのみなさんの顔にはワクワクと少しの緊張が見られました。もちろんリッチモンド小学校の児童も初めての日本、初めてのホームステイにドキドキです。

 全員が着席した後、1組ずつウェルカムボードの前に出て、初めてのあいさつの後、「数日間の大冒険の仲間同士」記念写真を撮りました。この対面式が「長い長い友情のスタート地点」です。

 一緒にどんな冒険をしてくれるのか、私たち父母と教師の会スタッフもワクワクをたくさん分けてもらった対面式でした。

 さて、対面式の後は「ウェルカムパーティー」です!同スタッフが総力を結集して彼らの大冒険をお祝いすべく企画した、笑顔いっぱいのパーティーの始まりです。

 


リッチモンド国際交流事業R5/2023/ウェルカムパーティー


令和5/2023年6月24日(土)リッチモンド小学校との国際交流事業【ウェルカムパーティー】

 

 対面式の後は場所を移して「ウェルカムパーティー」です。ホストファミリーごとに着席し、ようやく落ち着いて自己紹介。「ただ今より2023年リッチモンド小学校との国際交流事業、ウェルカムパーティーを開催いたします!」父母と教師の会副会長、淺田さんのアナウンスと共にパーティーが始まりました。

 田中南砺市長、曲師校長先生より歓迎のご挨拶。リッチモンド小学校児童の保護者代表、ジェイソンさんからご挨拶をいただき、ホストファミリー児童代表、淺田 快生さんによる「いただきます」のかけ声と共にピザやフルーツ、サンドイッチを囲んで歓談の時間に入りました。

 福野小学校 管楽器クラブ5~6年生児童17名による「コパカバーナ」、YOASOBIの「ツバメ」の演奏の披露。福野横町地域の福野小学校6年生児童2名と福野小学校卒業生より獅子舞の披露がありました。管楽器クラブは新たに彼らのレパートリーに「ツバメ」を加えるため4月からこの日のために練習をしてくれていました。横町の獅子舞の皆さんも通常は9月に行われる獅子舞ですが、この日のために夜間練習をしてくださいました。

 「最初はとても緊張してドキドキした」と話してくださるホストファミリーの方もいらっしゃいましたが、食事をいただきながら会話をすることで、ホストファミリーとリッチモンド小学校の児童たちの笑顔が増え、少しずつ距離が縮まり「ファミリー」になっていく様子が見られました。

 さて、父母と教師の会スタッフがどうしたら両国の児童たちがひとりでも多く交流でき、共に楽しい時間を共有できるか、考えに考えた交流企画「Buddyを探して屋台へGO!」の始まりです。

 児童たちには、1,000円、5,000円、10,000円の3種類の日本のお札を模したチケットが渡されました。テーブルに配置されたランチョンマットの裏には、1番から32番までの数字が隠されています。リッチモンド小学校から訪れた児童は32名。ウェルカムパーティーに参加してくれた福野小学校の5~6年生児童の数も32名。64名に1~32の番号をランダムに割り振り、まずは同じ番号を持ったバディーを探すところからスタートです。バディーが見つかったら、「射的」「輪投げ」「スーパーボールすくい」の3種類のゲームを一緒に楽しみます。お札チケットに記載の金額によってそれぞれ遊べる回数が異なる仕組みです。どのゲームを一番楽しみたいか、児童たちが選択して楽しみました。ホストファミリーではない児童もリッチモンド小学校の児童と交流することができ、帰宅後「新しい友だちができたよ!」とたくさん話をしてくれたと保護者の方が教えてくださいました。2日後から始まる学校生活でもこうしてすでに友だちが出来ていたらきっとリッチモンド小学校の児童が学校生活の中で困ったことがあっても、すぐに誰かが助けてあげることができるのではないかと思います。

 全ての子どもたちが3種類のゲームを全て楽しんだところで、一息ついて、続いてはリッチモンド小学校の児童による出し物です。ミュージカル「ハミルトン」より「My shot」という曲を英語の歌とダンスの披露。続いては、YOASOBIの「ツバメ」を日本語で歌い、ダンスも添えて披露してくれました。会場からは大きな手拍子と大きな拍手が送られました。「福野小学校の皆さんに感謝の気持ちを」と披露してくれた2曲。しっかりと私たちの心に伝わりました。ありがとうございました。

 2月にリッチモンド小学校の国際交流事業担当者と、福野小学校父母と教師の会担当者がオンラインで打ち合わせた時から、今回の国際交流事業のテーマソングを「ツバメ」に、と思いを温めてきました。子どもたちにとって一生の思い出となる曲にしたい、と。

 その思いが実った瞬間がパーティーのフィナーレでした。管楽器クラブの演奏に合わせて、リッチモンド小学校の児童、福野小学校の児童、そしてそのきょうだい全員で「ツバメ」を大合唱しました。その姿を見て涙を流す大人。目に涙をためながら心の限り歌ってくれたリッチモンド小学校の児童。曲の途中からマスクを外して心を込めて歌ってくれた福野小学校の児童。自分たちの演奏に合わせて歌ってくれることを楽しみにしていた管楽器クラブの児童。会場から大人の歌声も聞こえてきて、子どもたちだけでなく大人にとってもこの「ツバメ」という1曲は大切な思い出の曲となりました。

 パーティーは大変盛り上がり予定時刻を30分オーバーしてのお開きとなりましたが、この日から始まるリッチモンド小学校の児童の大冒険に、父母と教師の会よりエールを送ることができたのではないかと思います。

 翌日日曜日はホストファミリー家庭で過ごし、月曜日、火曜日はいよいよ福野小学校での学校生活を体験します。学年を越えて児童たちが交流してくれることを楽しみにしています。